吹屋ふるさと村の天文台を救え?!
OAC某氏からお聞きした天文台のロケハンへ颯爽登場!
…と、かっこよく行きたかったのですが、道中、陽が当たらず、すれ違いもできそうにない狭い山道が続いており、心が折れかけましたが、Uターンする術もなく、ただただ進むしかなかったのです。そして吹屋ふるさと村へ到着!
このあたりに天文台があるはず…なのですが…見あたりません。
設置されていた地図をみますと…なぜか「江戸時代の地図」
もちろん天文台の記載はありません。
どう見ても人がいないのですが、聞き込みを始めました。
なぜか金田一が。
こちらのお店のおじさんに天文台について聞くと快く教えていただけました。
地元の方に話しかけていろんなことを聞くのって「世界ふれあい街歩き」のようで、一人浮かれてにやけ顔。なんか楽しい!
廃校になった吹屋小学校を抜けていきます。
このプールにスク水の女の子が楽しそうに泳いでいたかと思うと心躍りますね。
学校の校庭を超えて裏山のキャンプ場を抜けると山頂に天文台がっ!
あと一息のところでガチ斜面が立ちはだかります。
吹屋天文台に到着っ!ドームがありますよっ!ドーム!
あいにく中には入れなかったのですが、ひとまず目的地へ到着です。
帰り道、道を教わったおじさんにお礼。
するとおじさんが「もし天文に興味があるならあそこの管理を引受けて貰えると助かるんだけど…」と、突拍子もないお話が始まる事案が発生。
お話を聞くと、現在は「ラ・フォーレ吹屋」という施設に管理を委託しているけど、まったく利用していないことに苛立ちを覚えているご様子。これではいけないとN先生が中の望遠鏡を修理して、自動追尾が行える程度には使えるようになってるそう。
このN先生、どうやらOACにおられるNさんのことみたいですねっ。
最近はテレビなんかで美星が有名になったけれど、昔はここで星祭りをやっていて、活気もあったらしく、天文台が活用されていないことを本当に残念がっておられました。美星よりもここの方がきれいだ!と何度も仰ってました。
んで、管理をして貰えるなら町内会(だったっけ?)が全力でサポートするから、奥さんと一緒にここで喫茶店でもやりながら天文台の面倒をみて貰えると助かるんだけど…と、藪から棒が心臓をえぐる的な話が飛び出して瀕死のダメージを受けつつも、奥さんなんていないという悲しい現実をどう伝えるべきかと苦悩したのでした。
さて、あまりに詳しいこの御仁。実は町内会?の代表の方だそうです。
なるほど、どーりで。。。
帰り道、マイ天文台でのんびりと暮らしたいという夢のようなお話に惹かれ、いろんな妄想をしてみつつも、人里離れた山奥でSoftBankは余裕の圏外。wifiスポットすらないような場所でネット依存症な私が生活していけるのか?というあまりに現実的な壁が立ちはだかります。
なんとか盛り上げたいですが、あまりに遠すぎるのと、天文台が小さな山の上にあり、天文台の周囲には望遠鏡は置けず、多くの人が来ても対応しきれないスペース的な弱点。そして街灯らしきものも見あたらなかったので、そもそも人を気軽に呼べるほどの安全性が確保されていないようですので前途多難な気がします。
もしできるとすれば、ドームや望遠鏡の遠隔操作ができるように改造したり、ライブカメラで星空配信をする等で知名度を上げるというのが、はじめの一歩かなぁ?
きれいな星景写真が撮れて話題になったりすれば星好きも集まったり…とか。
考えると難しいですね…。